全国のドクター13,666人の想いを取材
クリニック・病院 157,038件の情報を掲載(2025年5月10日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 品川区
  4. 旗の台駅
  5. 旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック
  6. 歯間ブラシを活用して取り組む歯周病に対する根本的なアプローチ

歯間ブラシを活用して取り組む
歯周病に対する根本的なアプローチ

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック

(品川区/旗の台駅)

最終更新日:2024/09/13

旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 歯間ブラシを活用して取り組む 歯周病に対する根本的なアプローチ 旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 歯間ブラシを活用して取り組む 歯周病に対する根本的なアプローチ
  • 保険診療

日本人の80%が罹患しているといわれる歯周病。放置すれば歯を失う原因になる疾患だが、痛みなどの症状がないため自覚のない人も多い。歯周病治療に力を入れ、歯間ブラシを用いた口腔ケアの浸透をめざす「旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック」の中島優院長いわく、歯周病の治療を進める上で特に重要となるのは、毎日正しい歯磨き方法で歯を磨くことだという。そして、その正しい歯磨きに欠かせないのが「歯間ブラシ」だ。患者の口腔内を適切に管理するため、歯周病の検査や歯石取りなどの処置は必ず自身で行うという中島院長に、歯間ブラシを活用した歯周病に対する根本的なアプローチについて詳しく聞いた。

(取材日2024年8月29日)

歯周病の自覚にも有用。歯周病治療を進める上で重要となる、歯間ブラシを用いた正しい歯磨きの指導に注力

Q日本人の歯周病の現状について教えてください。
A
旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 歯周病治療に特に注力している

▲歯周病治療に特に注力している

日本人の約8割が歯周病に罹患しているといわれています。実際、診療の中でも患者さんの8割は歯周病だという印象です。最近、テレビなどで「予防歯科」について取り上げられ推進もされていますが、歯周病が減っていないという現状があります。つまり、本当に必要なのは「歯周病予防」ではなく「歯周病治療」だと私は考えています。歯周病予防が注目されるということは、歯周病だという自覚がない人が多いということだと思います。歯周病の改善には日々の歯磨きも大切ですが、実際に正しく磨き方を教えてもらっている患者さんは少なく、独学になっていることを、患者さんだけでなく歯科医療従事者にも理解してほしいと思います。

Q歯周病予防と歯周病治療は違うのですか?
A
旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 完全個室の診察室。一人ひとりに合わせた治療を行う

▲完全個室の診察室。一人ひとりに合わせた治療を行う

病気を起こさないようにするのが予防で、病気が起きている部分へのアプローチが治療です。歯周病に罹患している人が受けるべきは歯周病治療だという概念をしっかり理解してもらいたいと思います。当院の予防歯科では、3ヵ月に1度歯石を取るためのクリーニングを行っています。歯周病治療では、正しい歯磨きのポイントについても細かく教え、患者さんに歯科医院に通っていただく中で口腔内の状態を都度お伝えするようにしています。患者さんとの対話、継続的な通院が大切ですから、通いやすい環境づくりから歯周病治療は始まっているといえます。当院では、歯間ブラシを用いた歯磨きの方法をお伝えし、正しい歯磨きの実践をサポートしています。

Qこちらで行っている歯周病治療の特徴について教えてください。
A
旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 日々の診療では患者との対話を大切にしている

▲日々の診療では患者との対話を大切にしている

患者さん自身で歯周病に気づき、患者さん自身で治療に取り組むことが基本になります。そのために歯間ブラシを用いた正しい歯磨き方法を細かく指導し、定期的に口腔内の状態を確認します。院内で行うのは、歯ブラシでは届かない部分、磨けていない部分の磨き方のアドバイスと、歯周ポケットの中のばい菌を取ることです。歯茎についたばい菌は2日ほどで炎症を起こすともいわれていて、治療という観点からは、数ヵ月に1度の通院だと適切に対応できません。正しい歯磨きの仕方を指導し、定期的に通っていただく中で口腔内すべてを診ることが大切。そして、患者さん自身の歯磨きが根本的なアプローチになるということを理解していただきたいです。

Q歯科衛生士ではなく、先生が歯周病ケアを行うのですか?
A
旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 歯周病に関してもすべて歯科医師が検査・治療をする

▲歯周病に関してもすべて歯科医師が検査・治療をする

一般的に、歯科医院では虫歯の検査や治療は歯科医師が、歯石取りなどの歯周病ケアは歯科衛生士が担当しますが、当院では歯科医師が歯周病ケアも行います。歯周病もそうですが、歯磨きの仕方やかぶせ物の形が悪い、虫歯など、いろいろな要素が絡んで、1本の歯に問題が起こります。歯科医師は、噛み合わせや歯が磨けている部分と磨けていない部分を把握した上でお口の中を診ますから、やはり歯科医師が軸であるべきだと思います。虫歯を探すのと同じように、歯周病も歯科医師が探し、一つのお口の中を診るというコンセプトです。治療を進める上で重要となる歯磨きに欠かせない歯間ブラシの使い方に関しては、その場で丁寧にお伝えしています。

Qなぜ歯間ブラシを勧めるのですか?
A
旗の台駅前KT歯科・矯正歯科クリニック 歯間ブラシによるホームケアの重要性を話す中島院長

▲歯間ブラシによるホームケアの重要性を話す中島院長

歯間ブラシを歯と歯の間に通してみて出血があれば、歯肉が炎症を起こしている証拠です。歯周病は自覚症状がないといわれますが、出血は初期症状。つまり、歯間ブラシを使うことで歯周病の初期症状を自覚しやすくなるのです。なので患者さんには、まず1週間歯間ブラシを使ってもらい、炎症や出血の変化を確認してもらいます。歯科医院で治療を受け、自宅でも正しいケアさえ行えば、症状の改善が期待できることをぜひ理解してほしいのです。歯石取りも有用ですが、大切なのは患者さん自身で歯間ブラシを使ったケアを1日1回行うこと。歯間ブラシによるホームケアは歯周病治療の根本であり、患者さん自身が歯周病に気づく方法でもあるのです。

ドクターからのメッセージ

中島 優院長

半年から1年かけて歯間ブラシの使い方を習得された患者さんは、きっと自身の歯茎からの出血に自分で気づけるようになるでしょう。その状態がとても大切です。気づけるようになれば異常があった時だけ受診するのでも良いのですが、やはり定期的に専門的な検査を受けていただきたいですね。40代以降の方だと、昔入れた銀歯がたわんでいたり、かぶせ物が合わなくなっていたりすることも多いと思います。銀歯自体は虫歯にはなりませんが、銀歯と歯の隙間から虫歯になることがあります。そうした隙間の清掃にも歯間ブラシは役立つ場合があります。歯間ブラシの必要性やお勧めの歯間ブラシが知りたい方は、ぜひ歯科医院で話を聞いてみてください。

Access
OSZAR »